第15回神戸大学芸術学研究会「ディスタンスとコミュニケーション」イベントリポートはじめに 2021年3月20日(土)に、「ディスタンスとコミュニケーション」と題し、第15回神戸大学芸術学研究会を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大が収束する見込みが得られないなか、Zoomを活用したオンライン開催となった。言うまでもなく、研究会のテーマ自体も大きくは「コロナ禍」によってもたらされつつある人々の交流の在り方の変化から着想を得たものであった。研究室修了生の二名による研究発表を経て、ルソー研究者の淵田仁氏(城西大学現代政策学部助教)とフリーランス編集者の宮田文久氏により特別講演を行っていただき、距離の大小が何かを伝えるという営みに及ぼす影響について、古今(と未来)東西の様々な観点から考え、話し合うことができた。本報告...22Sep2021